TAKASHIです。
だいぶ前に次のレンズどうしようかなという投稿をしたのですが、現在も迷走中です。
(カメラ購入云々の前に貯金がまだ厳しい状態になってきたので、それどころではないのですが・・・)
ただ、ちょっと惹かれたカメラが見つかったので現時点での私の考えを書いてみます。
OLYMPUS PEN-Fについて
デザインには一寸の隙もない。職人のこだわりが随所に見られ、そこにはまさに魂が宿る。時代を超えた美しいデザインのレンジファインダースタイルカメラ 「PEN-F」。新たに搭載されたモノクロ/カラープロファイルコントロールは、フィルム選び・現像・焼付けを経て、思い通りの一枚を仕上げていく醍醐味をファインダー内で味わえる機能。忘れかけていたカメラの楽しさをよみがえらせてくれます。圧倒的な描写力を持つZUIKOレンズ群の性能を余すところなく引き出す、新開発の20M Live MOSセンサーや強力なボディー内5軸手ぶれ補正機構などの最先端のデジタル技術と、80年にわたるカメラ作りで脈々と受け継がれたクラフトマンシップの融合により生まれた「PEN-F」。カメラをこよなく愛する人のための一台です。
気に入ってる点
- デザイン
- 本体レンズ共に小型軽量
- レンズが比較的安い
気になる点
- 単焦点レンズのシステムへの慣れ
【気に入っている点1】デザイン
クラシカルなデザイン。惹かれる人、惹かれない人をはっきり分けそうですが。
私はかなり所有欲を刺激されました。
パンフレットに書かれているフレーズの1つひとつが凄く良い。
The Masterpiece
そのたたずまいには、すでに逸品の風格がある。
手にすればそれは確信に変わる。
デザインには一寸の隙も無い。
職人のこだわりが随所に見られ、そこには魂が宿る。
極限まで美しさを追求した直線的なフォルムの
レンジファインダースタイルカメラ。
アルミ削り出しのダイヤル、マグネシウム製のトップカバー。
底面に至るまでビスはひとつも見えない。
すべてに妥協しない作り手の覚悟が感じられる。
美しい写真とは何か。
スペックが高いこと。それも確かにひとつの要素である。
しかし、それだけでは人の心は動かない。
デジタルになって写真は身近になった。
しかし手軽さと引き換えに、カメラ本来の楽しさを失ってはいないか。
フィルムを選び、現像するように、思い通りの一枚を仕上げていく。
それこそが写真の醍醐味。自分の感性で作品を作り上げる喜び。
ダイヤルを操り、世界の色を塗り替える。
PEN-Fは忘れかけていたカメラの楽しさをよみがえらせてくれる。
うーん、カッコいい!!
【気に入っている点2】小型軽量
もともとマイクロフォーサーズという規格自体が薄型化・小型化を目指しているようなのですで、ボディも、レンズも軽い!
ヨドバシカメラで実機に触れている時に実感しました。
フルサイズ機だとなかなか難しい望遠がお手軽というのもいいですね。
ソニーの24-200mmはずっしりときますが、オリンパスの14-150mm(換算24-300mm)ならラクラクです。
【気に入っている点3】レンズが比較的安い
F2.8通しのズームレンズやF1.4単焦点レンズがソニーの純正GMレンズだと20万円前後になるので、こんなに安いの!?って思いました。
あれ、もしかして感覚が麻痺している・・・?
参考:
SONY GMシリーズ | OLYMPUS PROシリーズ | |
広角ズーム | FE16-35mm F2.8 GM 約26万円 |
M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO 約13万円 |
標準ズーム | FE24-70mm F2.8 GM 約23万円 |
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO 約8万円 |
望遠ズーム | FE70-200mm F2.8 GM 約32万円 |
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO 約15万円 |
2018年5月時点のAmazon価格。
約半額ですよ!ソニーはF4通しのカール・ツァイス&Gレンズブランドなら同程度の値段でいけます。
いけるのですが・・・
そうなると比較対象が変わる・・・
SONY Carl Zeiss & G Lens | OLYMPUS PRO | |
標準ズーム | Vario-Tessar 24-70mm F4 ZA OSS 約9万円 |
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
約13万円 |
望遠ズーム | Vario-Tessar 70-200mm F4 G OSS 約14万円 |
いわゆる高倍率ズームと呼ばれるレンズが対象になります。しかもF4通し。
オリンパスの12-100mmは「悪魔のレンズ」と一部で言われているようです・・・!
欲しいなぁ!
【気になる点】単焦点レンズへの慣れ
オリンパスのカメラボディには今回恋したPENシリーズの他にOM-Dシリーズがあります。
OM-Dは防塵・防滴に対応しているのでアウトドアやプロ向け、PENは街中でのスナップというイメージを持っています。
PEN-Fのパンフレットでは、交換レンズ紹介では単焦点レンズのみの紹介に留まっていますが、OM-DシリーズのE-M5やE-M1のパンフレットではズームレンズも紹介されていますので、メーカーとしてはPEN-Fには単焦点レンズを使ってほしいという意図を感じます。
もちろん同じメーカーが作っているので問題なく使えますが、例えばPEN-Fに12-100mm(換算24-200mm)F4通しの便利ズームを装着となると少し不格好になります・・・。
横から見るとパット見で普通ですが、
上から見ると、レンズの重さで前のめりになりそう。
参考:Four Thirds | スペシャルコンテンツ | マッチングシミュレーション
デザインにマッチするレンズとなると単焦点レンズになるのですが、それで広角から望遠までのシステムを組むとなると持ち歩く本数が多くなり小型軽量のメリットがなくなってしまい、本末転倒になりそう。
普及クラスのコンパクトズーム(9-18mm F4.0-5.6 / 14-42mm F3.5-5.6)を使うか、それとも高倍率ズーム(14-150mm F4.0-5.6)でひとまとめにしてしまうか・・・。
うーーーーーーーん・・・
↑PEN-F+9-18mm F4.0-5.6 ↑PEN-F+14-150mm F4.0-5.6
それでも「OLYMPUS PEN-F」に恋するまでの経緯
気に入っている点、気になる点を書きましたが、そもそも恋するまでの経緯を書いていきます。
いま使っているカメラはソニーのα7II。
フルサイズのイメージセンサーを搭載しており、更に手振れ補正、小型軽量化をしたミラーレス。
カメラド素人ですが、背景のボケや「写真を撮っている」感じが凄く出ていて良いカメラだと思います。今では後継機が出たので値段もかなり安くなっています。しかもフルサイズ機としては小型軽量でコンパクトにまとめられています。
しかし、私にとっては標準のズームレンズやSEL50M28を装着した時のトータル重量ですら重く感じてしまい、異動は基本的に車なのですが、それでも徐々に持ち出すのが億劫になっていました。
そして、せっかくのフルサイズ機を購入したのに、最近では殆ど持ち出していない自分がいました。
皆さんが「サブ機を持つ」という意味がちょっと分かったような気がしました。
“道具とは、使われるためにある”
やっぱりコンパクトなカメラがいい。でもマクロ撮影はしたい。
RX1シリーズやLeica Qなら1台で解決可能。でも画角が1点しか使えないというのが気になる(トリミングしたりデジタルズームを使えば良いという話もありますが・・・)。
そもそも以上に値段が厳しい。
じゃあRX100シリーズ?と思ったけれどもデザインが惹かれない。
・・・じゃあ、コンパクトなレンズ交換式カメラだ
今まではα7IIを持っているので「次もソニーだ」と考えていたのですが、もっと自由に考えようと思い、ヨドバシカメラで実機、PHOTO YODOBASHI等で作例やコメントをチェックしました。
そこで心にグッときたのがオリンパスのPEN-F。クラシカルなデザインに惹かれました。
センサーサイズこそ、フルサイズの1/4程度の大きさのマイクロフォーサーズになりますが、その小ささだからこそレンズも小さく軽く、値段も抑えることができます。画質についてもブログにアップする程度で、A3プリント等はすることはないので問題ないはず。
またレビューも以下のサイトでチェック。
「いつかはフルサイズ」、「カメラを長く趣味として使うならにするならフルサイズ」ということでフルサイズ機を購入しましたが、私には早すぎたようです・・・。
スマートフォンのスペック競争に辟易して、スペックよりも使いやすさを重視するようになったのに、カメラは「フルサイズこそ正義」「どうせ買うなら高性能のものを!」という言葉に踊らされていたのかも。
まだ購入に至ったわけではないですが、自分の心に響くカメラを。使いたい!と思うカメラを選びたいと思います。
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